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【富山-愛知-京都】秋の謎ルート旅・富山編【2023.11】

一昨年の暮れの頃、旦那の祖父が亡くなった。

 

旦那の母方のご両親は富山に住んでいて、おじいちゃまの具合があまり良くないことはみんな知っていた。

2022年の年末、おじいちゃまと過ごす最後の年越しになるかもしれないということで、大晦日は家族全員で富山に行くことになった。

私たちは結婚式を挙げなかったこともあって、富山に住む義理の祖父母やいとこの皆さんにはずっと挨拶できずにいたから、良い機会だと思った。

「初めての挨拶が葬式っていうのもあれだから、生きてる間に一度会った方がいいよね」と、義母も笑っていた。

 

おじいちゃまが亡くなったのは、12月27日。

結局会うことは叶わなかった。

 

写真で見るおじいちゃまは、優しい表情ながら貫禄のある印象。

葬儀会場で初めて会ったおばあちゃまは、小柄で優しい、ド直球の “かわいいおばあちゃん” タイプの方。ご高齢なのでちょっと危ういところもあるけれど、そこがかえって可愛らしく見える。私の実の祖母とは全然違うタイプで本当に心癒された。あんなおばあちゃんが欲しい。いや、義理ではあるもののもう私のおばあちゃんなのか?なんだか変な気分。

 

おじいちゃまは大往生だったこともあり、悲壮感はあまりなく、葬式の後は当初の予定通り宇奈月温泉の宿に泊まった。

(私は温泉で義母や義姉妹と全裸遭遇するのが気まずすぎて部屋のお風呂に入った。温泉宿での過ごし方としては非常にもったいないが仕方ない。知り合いと風呂に入るハードルが高すぎて無理だった)

 

 

約1年後の2023年11月某日、私たちは法事のため、再び富山に赴くこととなった。

東京駅でおやつを食べてから新幹線で富山へ

富山というと雄大な自然に囲まれた、いわゆる田舎のイメージがあった。

が、前回来た時点でその印象は完全に変わった。

めっちゃおしゃれでスタイリッシュな駅前

東京のような圧を感じる都会感!ではなくて、手入れの行き届いた洗練された地方都市といった景観。

ロータリーや歩道は広くゆとりがあり、駅前の建物にはショッピングのできる施設から旅行者向けのお土産店まで色々揃っている。どれもお洒落。

アートとの融合的な印象もあり、ひとつのイメージテーマに沿って整備された、気持ちの良い統一感がある。

路面電車の駅が直結しているのも、富山駅の大きな特徴。

富山駅路面電車ステーション、いつ見ても好き

この日は雨が降ったこともあって気温が一気に下がった。(最高気温11度/最低気温8度)

普通に真冬。めちゃくちゃ寒い。

まだ11月だし冬のコートをがっつり着るにはまだ早いかな?と思っていたが、そんなことはなかった。

 

とりあえず、ごはん食べよう。ということで、駅前の商業施設『MAROOT(マルート)』内のお食事処『釜めし岡万』へ。

どじょうの唐揚げ、おいしかった

お刺身、揚げ物、釜めしなど、食べたい和食はだいたいあるお店。すごく良かった。前回も思ったが富山は魚が本当においしい。普段飲まない日本酒も進んだ。

 

食べ終わってから少し散歩。富山城まで散策。

人気のない夜の城はダンジョン探索みたいでどきどき。

ライトアップで雰囲気マシマシ

翌日はお寺での法事。からの、車を走らせ山の上でお墓参り。天気が良ければ能登半島が見渡せる高台のお墓だそう。

この日もおばあちゃまは元気そうで、よかったよかった。

 

みんなと解散後、駅前のクラフトビールのお店に立ち寄った。

『マリエとやま』内の『オリエンタルブルーイング富山店』は、金沢にある同名の醸造所の直営店で、色々なクラフトビールが楽しめる。

山椒が隠し味の『きまビール』

ビールを飲みながら、私たちは名古屋駅行きの高速バスの時間を待った。

そう。今回の旅は、

「富山に行くなら名古屋駅直通バスが出てるから、ついでに愛知に行って私の祖母に挨拶しておこう」

「愛知に行くなら京都まで新幹線ですぐだから、ついでに京都に行って紅葉シーズンを楽しもう」

……という、もはや何が何のついでなのか分からない意味不明ツアーなのだ。

その結果、普通に4泊5日という長期旅行になった。もうついででも何でもない。

 

高速バスに揺られ、名古屋駅に着いたのは21時。

夕飯は『世界の山ちゃん』へ。

愛知県民でありながら、じつは山ちゃんへ行くのは今回が初めて。名古屋メシって意外と地元民は食べていないのである。ちなみに矢場とんにも旦那と出会ってから初めて行った。

山ちゃんの手羽先はスパイシーで癖になる味。一緒に頼んだ焼きそばも辛かったけどおいしかった。

 

駅前のビジホに泊まって、就寝。

次回、愛知編に続く。

amime-mk.hateblo.jp

おわり。