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【富山-愛知-京都】秋の謎ルート旅・愛知編【2023.11】

2023年11月某日。

富山駅から直通の高速バスで名古屋駅に到着し、『世界の山ちゃん』で手羽先を堪能した私たち。

amime-mk.hateblo.jp

 

翌日、祖母に会いにいくため、瀬戸電(正確には名鉄瀬戸線だけど地元民っぽく言ってみたよ)に乗り、瀬戸の街にやって来た。

 

前記事で、旦那の方の親戚に会うのは今回が初めてと書いたが、それは私の親戚も同じ。結婚したことは伝えているものの、両親と弟以外の親族に直接会わせたことはない。

祖父母の中で残っているのは瀬戸に住む母方の祖母だけだが、ずっと挨拶のタイミングを逃し続けてきた。

 

いつかいつかと思っていると永遠にできない……ので、今回、完全にこちら都合のスケジュールではあるが祖母の家に行くことにした。

なんで今?という気もするが、そんな細かいことは気にしない祖母。「いいわよ~待ってるね~♡♡♡」というシンプルかつご機嫌なメールが爆速で返信されてきた。

 

瀬戸の街に着いたのは午前中。祖母の家にはお昼頃に行く予定だったので、とりあえず散策することに。

まずは私おすすめの『新世紀工芸館』

www.seto-cul.jp

工房とギャラリーが隣り合った建物で、季節ごとに新しい作品が見られる。作家の皆さんの意欲がめちゃくちゃ感じられる施設。

今回はクリスマスやお正月などの冬モチーフや、干支の辰デザインの作品が多かった。どれもかわいい。

 

続いて向かったのは、『窯垣の小径(かまがきのこみち)』

正直、私は知らない観光スポットだったが、瀬戸的には推しポイントのひとつだったらしい。旦那のリクエストで行ってみることに。

 

途中で虚無感たっぷりな鳥居を発見。

ここは神社……いや、公園?石碑には『山口神社』と書いてある。

KP(虚無ポイント)の高い絵面

鳥居の中になぜか遊具がある

地元民は日常風景すぎてなんとも思ってないだろうけど、不思議な景色だよなぁ。

 

本命の『窯垣の小径』は、意外にも雰囲気たっぷりでちょっと驚いた。

瀬戸にしかないという「窯垣」の風景

絶妙な小径感

めちゃくちゃ良い空気感。

そして、瀬戸といえば猫。焼き物の街なので招き猫がたくさんあるが、本物の猫もけっこういる。

植木鉢の後ろに子猫

塀の上には置物の猫

他にも昔ながらの商店街を歩いたりもしたが、思ったよりきれいで驚いた。

もちろんかなり寂れてはいるのだが、古い建物が並ぶ中、リノベーションして新しく整えたと思われるカフェやギャラリーがぽつぽつとあって、案外お洒落な雰囲気のお店もみられる。

田舎だし古い街だけど、瀬戸の伝統工芸と現代的なアートの感性が組み合わさって、意外とうまくいきそうな雰囲気があった。若い世代ってけっこうアート系の活動に意欲的だし、チャレンジ精神あるもんね。

 

あと、藤井聡太くんの横断幕がめちゃくちゃあった。

でも横断幕を作るペースよりも藤井聡太くんが勝ち上がるスピードが速すぎて、「○冠達成おめでとう」の情報が全部古かった。笑

 

しばらく歩いたので、大通りに戻ってカフェで休憩することに。

『STUDIO 894』……こんなお洒落な建物あったかな、と思ったら、2023年9月にできたばかりの新しい施設だった。

歩道橋の上から撮ったよ

“894” は “ヤクシ” と読み、所在地である瀬戸市薬師町から名前をとったのだそう。

初めて来る場所だけど、なぜか見覚えある気がするなぁ、と思っていたが、室内のギャラリースペースを見て気づいた。

ここ、イラストレーターのてらおかなつみさんが個展をやってた場所だ!!!瀬戸で開催されたのは知ってたけど、ここだったんだ!!!!

めちゃくちゃ興奮しながらコーヒーを飲んだ。

瀬戸焼のマグでたっぷり提供してくれる

カフェスペースは絵付けの体験スペースも兼ねており、小さい子連れのグループや落ち着いた夫婦など、何人かが体験に参加していた。楽しそう。

今回ギャラリーに展示されていたのは、水元さきのさんの作品。ステッカーがかわいくて購入。旦那も同じステッカーが気に入って、買ったその場でノートパソコンに貼っていた。

ふんわりしたシャチの絵、かわいすぎる

その後は少しだけ周囲を散策。

「瀬戸の神社は鳥居にタイルが埋め込まれてるんだね」と旦那に言われて初めて気づく。

確かに。粋なデザインだな。

深川神社の鳥居

ひととおり瀬戸の街を巡ったので、祖母の家へ。

お昼ご飯どうしようかな、どっか食べに行く流れになるかな、と考えていたら、祖母の方から「お赤飯あるけど食べる?」と言われ、遠慮なくいただいた。

お赤飯とお漬物、なんてことない昼食だったけど、良い時間を過ごせた。旦那も祖母も喜んでくれたみたいで良かった。

 

(祖母は私が思っている以上に嬉しかったらしく、「ほんとにかわいい旦那さんだった!」とテンアゲ状態で母に報告した上、年末には「二人あてに年賀状送りたいから住所教えて!旦那さんの名前も書くから漢字教えて!」という連絡が母に行ったらしい)

 

祖母と別れた後、瀬戸電で名古屋方面まで戻り、スーパー銭湯竜泉寺の湯』へ。スパ銭好きの旦那のお気に入りスポットなのだ。

竜泉寺の湯はチェーン店なので各地にあるが、1号店はここ、名古屋である。

 

相変わらずきれいな設備。夕方以降は外湯がライトアップされて、幻想的な雰囲気に包まれる。全裸でイルミネーションの一部になれる、不思議な感覚。

 

ほかほかになってから、私の実家に帰った。

祖母に会うことは母に伝えていたし、ついでに実家にも寄るね、と言ったら、張り切ってお寿司を用意してくれた。あと、私が好きな春巻きも。

母は見るからにご機嫌で、普段口数の少ない弟もお喋りしていて(1年分喋ったわと母が言っていた)、旦那とはありがたい存在だとつくづく思った。

 

父が帰宅したのは少し後だったが、60歳の誕生日を迎えた父に直接プレゼントを渡せたので、これも良かった。

 

ついでに、もうすぐ誕生日を迎える母にも私からプレゼント。コスデコのフェイスパウダー、自分には買えないけど贈り物だから奮発しちゃう。いつか私も使ってみたい。

 

そして、来客用のふかふかの布団で就寝したのでした。たまに帰る実家最高。

次回、京都編に続く。

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おわり。