あみめのぶろぐ

動物園・水族館だいすき

【富山-愛知-京都】秋の謎ルート旅・京都☆清水編【2023.11】

2023年11月某日。

私たちは富山・愛知を経て京都を訪れ、まずは天橋立のすばらしい景色を楽しんだのだった。

前回記事⇒

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京都で1泊した翌朝、ホテルの超お洒落な朝食ビュッフェを堪能した。

普段ビジホが多いからめっちゃ嬉しい

本当は朝食を終えたらすぐ嵐山に向かう予定だった。

しかし……

よくよく地図見たら、清水寺めっちゃ近くない?嵐山行く前に清水寺行っても全然良くない?むしろここで朝一の清水をキメなかったら損じゃない?

というわけで、タクシーで清水寺へ。

清水坂の下まではタクシーで行ける

清水坂に着いたのは8時20分頃。

タクシー運転手さんは、

「朝早いから道が空いていて良かったですね。あと1時間遅いとすごい渋滞ですよ」

と話してくれた。よかった~。

清水寺きたー!!!

鮮やかで美しい建築

約30m高の『三重塔』は清水寺のシンボル的存在

道路は空いていたが、境内は既にけっこう人がいる。外国人ツアー客や修学旅行生といった団体客が多かった。

楽しそうな子どもたち

私も清水寺に来るのは小学校の修学旅行以来だ。校外学習気分でわくわく。

通路も雰囲気たっぷり

ここからは有料エリア。拝観料を納めて、いよいよ国宝の本堂へ。

清水の舞台だー!!!

きました!やってきました!清水寺!!!

音羽山の断崖に張り出した清水の舞台。紅葉の赤が映えて、語るまでもなく美しい。日本の美。教科書の具現化。

 

でも実際、清水の舞台にいる時にはこの写真は撮れない。どこから撮るかというと、本堂からもう少し先に進んだところに建つ『奥の院』。

奥の院にも舞台がある

写真にはモザイクをかけているので伝わらないが、向こうでも多くの人が写真を撮っている。

本堂から奥の院を撮る人と、奥の院から本堂を撮る人。互いにカメラを向け合っている状況がなんだか面白い。

今撮ってるキミたち、ネットにアップするなら私の顔面にモザイクかけておいてくれよな。

 

舞台からは、木々の向こうに建つ『子安塔』も見ることができる。

良い景色だ

もちろん、子安塔からも本堂が見える。

やはり良い景色だ

そして清水寺といえば、有名なのは寺名の由来にもなったという『音羽の瀧(おとわのたき)』。

行儀よく並ぶ修学旅行生

願いを叶える清めの水

3本に分かれた滝はそれぞれに違ったご利益があり、ひとつ選んでお願いしながら水を飲む。

……が、小学生だった頃はみんな3本分ぜんぶ飲んでいた。せっかく来たんだし飲めるものは飲むっしょ!だった。

しかし現在は、子どもに紛れて列に並ぶのにちょっと気が引けたこともあって、ひとつも水を飲まずにスルーした。

大人になるって、悲しいことなのかな……。

 

いや、大人には大人のアクティビティがあるのだよ。

ということで挑戦したのは、『随求堂(ずいぐどう)』の『胎内めぐり』。

胎内めぐりとは、大随求菩薩のお腹の中に入ってお願い事をするという体験。音も光もない真っ暗なお腹の中を、手元の数珠だけを頼りに手探りで進む。途中、ぼんやりと光る『随求石』に触れて願い事をすると、仏様が叶えてくれる。

……というのが胎内めぐりの流れである。

 

入ってみると本当に真っ暗で驚く。文明の発達した現代社会では真の暗闇を体感する機会は少ないので、ちょっと不思議で楽しい。

進んでいくと、説明のとおり光る石が出現するので、触れながらお願い事をする。

 

これと同じようなもので、長野県『善光寺』の『戒壇巡り』を思い出した。

善光寺戒壇巡りもまた暗闇の中を歩くのだが、壁のどこかに “錠前” があり、それに触れることができればご本尊との縁を結ぶことができる。

逆に言うと、錠前というアイテムを探し当てることができなければご縁はない、ということになる。

善光寺戒壇巡りに比べると、随求堂の胎内巡りはずいぶん親切だ。キーアイテムが光ってくれているので、絶対に触ることができる。

 

胎内巡りを終えて外に出ると、観光客がめちゃくちゃ増えていて驚いた。

めっちゃ人いる!

お店が立ち並ぶ清水坂も大賑わい。さすが紅葉シーズンの京都、集客力がすごい。

 

清水寺を楽しんだ後は、清水五条駅まで歩き、電車で嵐山を目指す。

途中、乗り換えのため祇園四条駅で下車。

すると湧いてくる好奇心。

「せっかく祇園で降りるなら、ちょっと見て回りたくない?」

気づいたら八坂神社にいたんだ

目の覚めるような真っ赤な建物

本日2度目の無計画。当初予定していた嵐山に全然辿り着かない。

それほどに見どころが多いのが京都という土地なのだ。恐ろしい。旅行計画がなにもうまくいかない。

 

この後、ようやく本命の嵐山に到着するが、それはまた次の記事で。

つづく。

 

【富山-愛知-京都】秋の謎ルート旅・京都☆天橋立編【2023.11】

2023年11月某日。

愛知・瀬戸の街を散策してから、実家で1泊した私たち。

前回記事⇒

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翌日、京都行きの新幹線に乗るため、朝から名古屋駅に向かった。

名古屋から京都までは新幹線で約35分。あっという間の到着だった。時間だけ見れば、実家の最寄り駅から名古屋駅に行くよりも早い。マジで「そうだ 京都行こう」のノリで行ける。

京都タワー

1日目の目的は、天橋立に行くこと。

特急『はしだて』に乗り、揺られること約2時間。到着時間が12時を過ぎるので、昼食は京都駅で買ったお弁当を電車内でいただいた。

木造で味わい深い天橋立駅

駅を出ると、天橋立よりも手前に知恩寺がある。

境内の中心にある『文殊堂』には文殊菩薩が祀られている。もんじゅといえば、有名なことわざ「三人寄れば文殊の知恵」だが、まさにそれ。文殊菩薩は “知恵の仏様” として、学業成就を願う人をはじめ多くの方が訪れる場所なのだ。

立派な山門『黄金閣

文殊堂』よりも松茸屋台の方が正直目立っていた

境内の松には、小さな白い扇子がたくさん吊り下がっている。

なんだか儀式的な雰囲気……と思ってよく見たら、おみくじだった。

これはいいセンス……扇子……ハッ

境内を出て水辺を歩くと、丸いかたちのオブジェを見つけた。航海の安全のため、江戸時代に建てられた燈籠(とうろう)なのだそう。

燈籠の光を文殊菩薩の慈悲の光として、『知恵の輪燈籠』と呼ばれている。

ちえのわ~

上の写真で、燈籠の後ろに見える橋は『廻旋橋(かいせんきょう)』

普通の橋に見えるが、船が通る時に90度旋回するギミック付きの珍しい橋だ。初めは手動で回していたようだが、昭和35年から電動式になっている。

 

ここからはレンタサイクルを借りて、天橋立をサイクリング。

レンタル店に、すごく微妙な表情をしたミカサ・アッカーマンがいた。

アンニュイなミカサ

ちょうど進撃ファイナルシーズン放送の頃で、たしかに盛り上がってはいたんだけど、観光地とコラボできるメンタルじゃないよね。

チャリで来た天橋立!いっくぞー

サイクリングの所要時間は片道約20分、という表記はあったが、途中で立ち止まったり写真を撮ったりするのでもう少し時間はかかる。

なにしろ、どこもかしこも美しく、見どころが多い。

景色の良い砂浜

一番好きな『なかよしの松』めっちゃかわいい

きれいな花、だけど外来種っぽい

渡り切った反対側はこんなかんじ!

サイクリングはとても快適。高低差なく、砂利も気にならず、すいすい進んで楽しい。個人的には徒歩より絶対おすすめ。

天橋立を渡り切ったあたりで、不思議なものが道に転がっているのを見つけた。

こ、これは……

「ウニだ」

ウニだった。

 

天橋立を渡ってからも観光ポイントは続く。

『籠神社(このじんじゃ)』は、私が天橋立エリアで一番来たかった場所。

元伊勢の名がつく『籠神社』

なぜ来たかったのか。軽すぎる理由で申し訳ないのだが、めちゃくちゃかわいいお守りがあるのだ。

季節ごとの天橋立の風景が刺繍されたお守り、勾玉のかたちのお守り……珍しくてご当地感のある素敵なお守りや、繊細な刺繍の施された可愛らしいお守りがたくさんある。

どれにしようか本当に悩んだが、最終的に選んだのはこちら。

美しすぎる『鏡守』

太陽の顕現神である、主祭神のご加護が籠められた御守

引用元:丹後一宮 元伊勢 籠神社(このじんじゃ) 奥宮 真名井神社(まないじんじゃ) | 京都丹後日本三景天橋立

雲間から太陽の光が注ぐ神々しいイメージが、きらきらした刺繍で表現された美しいお守り。まんまるの形もお守りとしては案外珍しくてかわいい。

 

ちなみに、籠神社には『産霊守』という有名なお守りがある。満月と新月の日にだけ授与される、特別なお守りだ。

今回はお目にかかれなかったが、いつか月の満ち欠けに合わせて参拝したい。

カメもいたよ

 

籠神社のすぐ近くにケーブルカー乗り場があり、展望台に繋がっている。

ぽつんと立ち尽くすハンジさん

ケーブルカーでのぼった先にあるのは『傘松展望台』

先ほど自転車で走った天橋立が一望できる。

曇りの時間、低彩度

『傘松展望台』側から見る景色は「昇龍観」、反対側の『天橋立ビューランド』側から見る景色は「飛龍観」と名前がつけられているらしい。

 

ここで電車の時間を確認。

じつは全然時間がないことに気づく。

自転車をレンタルした時、帰りは船に乗ろうと乗船チケット付きで購入したのだが、船の時間を待っている余裕もない。ヤバい。

というわけで、帰りも自転車で天橋立を突っ切った。

これに乗りたかった

でもやっぱり自転車も楽しい

自転車を返却した後、急いで天橋立ビューランド』に向かった。

リフトで上りながら、天気が晴れてきたことに気づく。

そして……

これが……天橋立!!!

空の青色が海面に反射して、松の緑も鮮やかに見える。

これが天橋立、完全体……!!

なんてきれいなんだ。

 

天橋立ビューランド内は小さな遊園地のようになっていたが、ひときわ目を引いたのが、うねるような足場が特徴的な変わった形の展望台。

『飛龍観回廊』という名前がついている

こちらはかつてジェットコースターだったものが2011年に廃止になり、翌2012年に展望台としてリニューアルされたもの。

どうりでスリリングな形をしているわけだ。

 

もっとゆっくり天橋立を楽しみたかったし、何ならこの展望台でちょっと休憩できたら、きっと素敵な時間を過ごせただろう。

しかし、私たちには時間がない。

速攻で下りのリフトに飛び乗り、展望台を後にした。所要時間5分。

リフトに乗ってる時間の方が長い

ダッシュで駅に駆け込んだ。間に合った。

 

なぜこんなに急いだかというと、天橋立から西舞鶴を結ぶ『京都丹後鉄道』に乗りたかったからだ。この電車、1時間に1本しか来ない。それでも乗る価値があると思える電車だ。

由良川橋梁』という橋を渡るポイントが有名。まるで海の上を電車が走っているような風景が楽しめる。

海だー!

海だー!!

めっちゃ楽しい。

電車もレトロでかわいい!

しばらくして西舞鶴駅に到着。駅前のカフェで休憩した後、京都に戻った。

 

夕飯はクラフトビール好きな旦那のリクエストで、『CRAFTBEER & PIZZA 100K』というお店に。

クラフトビールの種類が多くて楽しいのはもちろん、フードがめちゃくちゃおいしい。京野菜を使っていたり、和風のアレンジを効かせていて、めっちゃ食べたけど全部良かった。

旦那もすっかり気に入って「次住むなら京都」と勝手に決めていた。

 

帰り道はちょっと遠回りして、聖地巡礼

NINTENDO

任天堂の旧本社。

今は『丸福楼』というホテルになっている。

京都の散歩は見どころ多くて楽しいな。

 

次の日の嵐山散策に向けて、この日は速攻で寝ました。

次回、京都・嵐山編に続く。

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おわり。

 

【富山-愛知-京都】秋の謎ルート旅・愛知編【2023.11】

2023年11月某日。

富山駅から直通の高速バスで名古屋駅に到着し、『世界の山ちゃん』で手羽先を堪能した私たち。

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翌日、祖母に会いにいくため、瀬戸電(正確には名鉄瀬戸線だけど地元民っぽく言ってみたよ)に乗り、瀬戸の街にやって来た。

 

前記事で、旦那の方の親戚に会うのは今回が初めてと書いたが、それは私の親戚も同じ。結婚したことは伝えているものの、両親と弟以外の親族に直接会わせたことはない。

祖父母の中で残っているのは瀬戸に住む母方の祖母だけだが、ずっと挨拶のタイミングを逃し続けてきた。

 

いつかいつかと思っていると永遠にできない……ので、今回、完全にこちら都合のスケジュールではあるが祖母の家に行くことにした。

なんで今?という気もするが、そんな細かいことは気にしない祖母。「いいわよ~待ってるね~♡♡♡」というシンプルかつご機嫌なメールが爆速で返信されてきた。

 

瀬戸の街に着いたのは午前中。祖母の家にはお昼頃に行く予定だったので、とりあえず散策することに。

まずは私おすすめの『新世紀工芸館』

www.seto-cul.jp

工房とギャラリーが隣り合った建物で、季節ごとに新しい作品が見られる。作家の皆さんの意欲がめちゃくちゃ感じられる施設。

今回はクリスマスやお正月などの冬モチーフや、干支の辰デザインの作品が多かった。どれもかわいい。

 

続いて向かったのは、『窯垣の小径(かまがきのこみち)』

正直、私は知らない観光スポットだったが、瀬戸的には推しポイントのひとつだったらしい。旦那のリクエストで行ってみることに。

 

途中で虚無感たっぷりな鳥居を発見。

ここは神社……いや、公園?石碑には『山口神社』と書いてある。

KP(虚無ポイント)の高い絵面

鳥居の中になぜか遊具がある

地元民は日常風景すぎてなんとも思ってないだろうけど、不思議な景色だよなぁ。

 

本命の『窯垣の小径』は、意外にも雰囲気たっぷりでちょっと驚いた。

瀬戸にしかないという「窯垣」の風景

絶妙な小径感

めちゃくちゃ良い空気感。

そして、瀬戸といえば猫。焼き物の街なので招き猫がたくさんあるが、本物の猫もけっこういる。

植木鉢の後ろに子猫

塀の上には置物の猫

他にも昔ながらの商店街を歩いたりもしたが、思ったよりきれいで驚いた。

もちろんかなり寂れてはいるのだが、古い建物が並ぶ中、リノベーションして新しく整えたと思われるカフェやギャラリーがぽつぽつとあって、案外お洒落な雰囲気のお店もみられる。

田舎だし古い街だけど、瀬戸の伝統工芸と現代的なアートの感性が組み合わさって、意外とうまくいきそうな雰囲気があった。若い世代ってけっこうアート系の活動に意欲的だし、チャレンジ精神あるもんね。

 

あと、藤井聡太くんの横断幕がめちゃくちゃあった。

でも横断幕を作るペースよりも藤井聡太くんが勝ち上がるスピードが速すぎて、「○冠達成おめでとう」の情報が全部古かった。笑

 

しばらく歩いたので、大通りに戻ってカフェで休憩することに。

『STUDIO 894』……こんなお洒落な建物あったかな、と思ったら、2023年9月にできたばかりの新しい施設だった。

歩道橋の上から撮ったよ

“894” は “ヤクシ” と読み、所在地である瀬戸市薬師町から名前をとったのだそう。

初めて来る場所だけど、なぜか見覚えある気がするなぁ、と思っていたが、室内のギャラリースペースを見て気づいた。

ここ、イラストレーターのてらおかなつみさんが個展をやってた場所だ!!!瀬戸で開催されたのは知ってたけど、ここだったんだ!!!!

めちゃくちゃ興奮しながらコーヒーを飲んだ。

瀬戸焼のマグでたっぷり提供してくれる

カフェスペースは絵付けの体験スペースも兼ねており、小さい子連れのグループや落ち着いた夫婦など、何人かが体験に参加していた。楽しそう。

今回ギャラリーに展示されていたのは、水元さきのさんの作品。ステッカーがかわいくて購入。旦那も同じステッカーが気に入って、買ったその場でノートパソコンに貼っていた。

ふんわりしたシャチの絵、かわいすぎる

その後は少しだけ周囲を散策。

「瀬戸の神社は鳥居にタイルが埋め込まれてるんだね」と旦那に言われて初めて気づく。

確かに。粋なデザインだな。

深川神社の鳥居

ひととおり瀬戸の街を巡ったので、祖母の家へ。

お昼ご飯どうしようかな、どっか食べに行く流れになるかな、と考えていたら、祖母の方から「お赤飯あるけど食べる?」と言われ、遠慮なくいただいた。

お赤飯とお漬物、なんてことない昼食だったけど、良い時間を過ごせた。旦那も祖母も喜んでくれたみたいで良かった。

 

(祖母は私が思っている以上に嬉しかったらしく、「ほんとにかわいい旦那さんだった!」とテンアゲ状態で母に報告した上、年末には「二人あてに年賀状送りたいから住所教えて!旦那さんの名前も書くから漢字教えて!」という連絡が母に行ったらしい)

 

祖母と別れた後、瀬戸電で名古屋方面まで戻り、スーパー銭湯竜泉寺の湯』へ。スパ銭好きの旦那のお気に入りスポットなのだ。

竜泉寺の湯はチェーン店なので各地にあるが、1号店はここ、名古屋である。

 

相変わらずきれいな設備。夕方以降は外湯がライトアップされて、幻想的な雰囲気に包まれる。全裸でイルミネーションの一部になれる、不思議な感覚。

 

ほかほかになってから、私の実家に帰った。

祖母に会うことは母に伝えていたし、ついでに実家にも寄るね、と言ったら、張り切ってお寿司を用意してくれた。あと、私が好きな春巻きも。

母は見るからにご機嫌で、普段口数の少ない弟もお喋りしていて(1年分喋ったわと母が言っていた)、旦那とはありがたい存在だとつくづく思った。

 

父が帰宅したのは少し後だったが、60歳の誕生日を迎えた父に直接プレゼントを渡せたので、これも良かった。

 

ついでに、もうすぐ誕生日を迎える母にも私からプレゼント。コスデコのフェイスパウダー、自分には買えないけど贈り物だから奮発しちゃう。いつか私も使ってみたい。

 

そして、来客用のふかふかの布団で就寝したのでした。たまに帰る実家最高。

次回、京都編に続く。

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おわり。

 

【富山-愛知-京都】秋の謎ルート旅・富山編【2023.11】

一昨年の暮れの頃、旦那の祖父が亡くなった。

 

旦那の母方のご両親は富山に住んでいて、おじいちゃまの具合があまり良くないことはみんな知っていた。

2022年の年末、おじいちゃまと過ごす最後の年越しになるかもしれないということで、大晦日は家族全員で富山に行くことになった。

私たちは結婚式を挙げなかったこともあって、富山に住む義理の祖父母やいとこの皆さんにはずっと挨拶できずにいたから、良い機会だと思った。

「初めての挨拶が葬式っていうのもあれだから、生きてる間に一度会った方がいいよね」と、義母も笑っていた。

 

おじいちゃまが亡くなったのは、12月27日。

結局会うことは叶わなかった。

 

写真で見るおじいちゃまは、優しい表情ながら貫禄のある印象。

葬儀会場で初めて会ったおばあちゃまは、小柄で優しい、ド直球の “かわいいおばあちゃん” タイプの方。ご高齢なのでちょっと危ういところもあるけれど、そこがかえって可愛らしく見える。私の実の祖母とは全然違うタイプで本当に心癒された。あんなおばあちゃんが欲しい。いや、義理ではあるもののもう私のおばあちゃんなのか?なんだか変な気分。

 

おじいちゃまは大往生だったこともあり、悲壮感はあまりなく、葬式の後は当初の予定通り宇奈月温泉の宿に泊まった。

(私は温泉で義母や義姉妹と全裸遭遇するのが気まずすぎて部屋のお風呂に入った。温泉宿での過ごし方としては非常にもったいないが仕方ない。知り合いと風呂に入るハードルが高すぎて無理だった)

 

 

約1年後の2023年11月某日、私たちは法事のため、再び富山に赴くこととなった。

東京駅でおやつを食べてから新幹線で富山へ

富山というと雄大な自然に囲まれた、いわゆる田舎のイメージがあった。

が、前回来た時点でその印象は完全に変わった。

めっちゃおしゃれでスタイリッシュな駅前

東京のような圧を感じる都会感!ではなくて、手入れの行き届いた洗練された地方都市といった景観。

ロータリーや歩道は広くゆとりがあり、駅前の建物にはショッピングのできる施設から旅行者向けのお土産店まで色々揃っている。どれもお洒落。

アートとの融合的な印象もあり、ひとつのイメージテーマに沿って整備された、気持ちの良い統一感がある。

路面電車の駅が直結しているのも、富山駅の大きな特徴。

富山駅路面電車ステーション、いつ見ても好き

この日は雨が降ったこともあって気温が一気に下がった。(最高気温11度/最低気温8度)

普通に真冬。めちゃくちゃ寒い。

まだ11月だし冬のコートをがっつり着るにはまだ早いかな?と思っていたが、そんなことはなかった。

 

とりあえず、ごはん食べよう。ということで、駅前の商業施設『MAROOT(マルート)』内のお食事処『釜めし岡万』へ。

どじょうの唐揚げ、おいしかった

お刺身、揚げ物、釜めしなど、食べたい和食はだいたいあるお店。すごく良かった。前回も思ったが富山は魚が本当においしい。普段飲まない日本酒も進んだ。

 

食べ終わってから少し散歩。富山城まで散策。

人気のない夜の城はダンジョン探索みたいでどきどき。

ライトアップで雰囲気マシマシ

翌日はお寺での法事。からの、車を走らせ山の上でお墓参り。天気が良ければ能登半島が見渡せる高台のお墓だそう。

この日もおばあちゃまは元気そうで、よかったよかった。

 

みんなと解散後、駅前のクラフトビールのお店に立ち寄った。

『マリエとやま』内の『オリエンタルブルーイング富山店』は、金沢にある同名の醸造所の直営店で、色々なクラフトビールが楽しめる。

山椒が隠し味の『きまビール』

ビールを飲みながら、私たちは名古屋駅行きの高速バスの時間を待った。

そう。今回の旅は、

「富山に行くなら名古屋駅直通バスが出てるから、ついでに愛知に行って私の祖母に挨拶しておこう」

「愛知に行くなら京都まで新幹線ですぐだから、ついでに京都に行って紅葉シーズンを楽しもう」

……という、もはや何が何のついでなのか分からない意味不明ツアーなのだ。

その結果、普通に4泊5日という長期旅行になった。もうついででも何でもない。

 

高速バスに揺られ、名古屋駅に着いたのは21時。

夕飯は『世界の山ちゃん』へ。

愛知県民でありながら、じつは山ちゃんへ行くのは今回が初めて。名古屋メシって意外と地元民は食べていないのである。ちなみに矢場とんにも旦那と出会ってから初めて行った。

山ちゃんの手羽先はスパイシーで癖になる味。一緒に頼んだ焼きそばも辛かったけどおいしかった。

 

駅前のビジホに泊まって、就寝。

次回、愛知編に続く。

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おわり。

 

【日常】雪の日【2024.2】

警報級の大雪とかいって、まったく関東民は大袈裟だな!雪なんてほんとに降るのかよ~!

……と思っていたら、一応本当に降った。

 

雨に近い雪ではあったが、午前中から徐々に降り積もる雪。

これはぜひとも散歩しなければと、冬のアウトドア用に買ったコロンビアの超あったかダウンジャケットを着込み、靴下用カイロを仕込んで外に出た。出てしまってから、手袋をするのを忘れたことに気がついた。

 

シャーベットのような雪を踏みながら、少し遠いスーパーまでお散歩。

途中、橋の上で雪の記念撮影。そのためにミラーレスカメラを持ってきたのだった。

本日の1枚

寒いところを歩いていたら、無性にカップヌードルが食べたくなった。どうしてだろう。スーパーでシーフードヌードルを買った。ついでに夕食をお鍋にしようと決めて、肉団子や白菜も買った。

帰ってすぐに食べたヌードルは、やっぱりとてもおいしかった。

おわり。

 

【小石川植物園】ショクダイオオコンニャク開花記録【2023.12】

昨年12月9日、いつものように朝っぱらから自堕落にX(旧Twitter)を眺めていると、あるポストが話題になっているのを目にした。

小石川植物園ショクダイオオコンニャクが開花した」

それを見た瞬間、旦那の作業部屋に殴り込んだ。二人とも速攻で外出準備を整え、電車に飛び乗った。ものすごい衝動的な行動力だった。

ばなーな!……じゃなくて、芭蕉がお出迎え

植物園に到着したのはお昼過ぎ。

初めて行く場所だったので普段の混雑具合は分からないが、たぶん確実に激混みだった。チケットを買うためにひと並びした後、そこから温室まで列が続いていた。

周囲は紅葉を楽しむ人たちでいっぱい

みんな映え写真撮りまくり!

しばらく並ぶと、ようやく温室が見えてきた。

温室の開館時間は過ぎてしまったが、ショクダイオオコンニャクの展示場所だけは扉を開放し、時間を延長して展示してくれていた。

見えてきたぞ~

植物園側もできるだけ多くの人に見てもらいたいという思いがあるのだろう。

それもそのはず、ショクダイオオコンニャクは数年に一度しか開花しない上、その花は2~3日しか持たない。ゆえにとんでもないレア度を誇る花なのだ。

温室もゆっくり見たかったなぁ

そして、いよいよご対面!

デカああああい!説明不要!

これが世界最大級の花、ショクダイオオコンニャク

人生初、生で見るその姿は圧巻の一言だった。これだ。これを見るために私は今日ここまでやって来たのだ。

開花してから少し時間が経ったからか、ショクダイオオコンニャク特有の「魚が腐ったような強烈な臭い」は感じられなかった。ちょっと残念。

 

他にも写真を撮ったのだが、見事にぜんぶブレていた。

混雑防止のために、スタッフさんたちが常に「立ち止まらないでください」「写真を撮ったらすぐに次の方と代わってください」と声をかけ続けていたので、プレッシャーに負けて手がブレてしまった。

もっとじっくり観察したかったけど……まぁいいか。この歴史的瞬間に立ち会えただけで運が良かったと思おう。

 

その後はベンチに座り、コンビニで買ったおにぎりを食べながら紅葉を楽しんだ。

美しい景色

小石川植物園の木々はとにかく大きい。スケールがめちゃくちゃでかい。

中でもとりわけ印象的だったのは『精子発見のイチョウ』。記念樹的なもので大事にされているせいか、ひときわ立派な木だった。

精子発見ってハッキリ書かれるとちょっと笑っちゃう

園内は他にも大きなイチョウの木がたくさん。

夕方に差し掛かると、イチョウの黄色い葉がオレンジの夕日に照らされて、それはそれは綺麗だった。

これが “““エモ””” なのか……

地面はイチョウの絨毯

贅沢なお散歩時間を楽しませてもらった。

人生の思い出に残る、素敵な1日でした。

おわり。

 

【横浜】クリスマスの写真整理【2023.12】

昨年のクリスマスシーズン、横浜赤レンガ倉庫周辺のエリアは毎年恒例のクリスマスマーケットが開催され、多くの人で賑わっていた。

14回目を迎えた2023年会場

公式サイトには「過去最大規模」との表記が。

本場ドイツの伝統的な雰囲気が楽しめるクリスマスマーケット。フードや雑貨、イベントのシンボルである大きなクリスマスツリーが楽しめる会場エリアは、入場料500円が別途かかる。

問題は料金ではなく、入場するまでにかなり並ぶという点。特にイルミネーションが始まる夕方以降は、平日であっても順番待ちを覚悟しなくてはならない。

今回は会場内には入らず、エリア周辺のイルミネーションをのんびり楽しむことにした。

 

クリスマスの他にも、冬の横浜のアート企画として、街のあちこちの施設が連動して音と光の演出を行うイベント『ヨルノヨ』が開催されていた。

プロジェクションマッピング『Yキューブ』

人の動きに連動して、水面のような模様が出る

目玉企画である『ハイライト・オブ・ヨコハマ』は、

過去最大40施設の参加による、街全体が光と音楽で躍動する5分間のスペクタクルショー。

(公式サイトより引用)

ということで、港が見渡せるよう『象の鼻パーク』方面へ。

海沿いの夜さんぽはひたすら寒い。マフラーに顔を埋めても、冷たい海風が容赦なく顔に当たる。

『象の鼻防波堤』から見た夜景

正直、場所が悪かったせいか、ショーの間は音があまり聞こえなかった。光の線がいろんな建物から出て動いているのは見えたので、街をあげてイベントを行っている雰囲気は伝わった。

なにより、ショーがなくても夜景がめちゃくちゃきれい。

赤レンガ倉庫も幻想的

横浜の街はほんとうに、都会のいちばん美しいところを詰め込んだ贅沢な街だと思う。

先進的で、文化的で、すばらしい景観があって。

ビジネス色の強い都会の雰囲気ではなく、娯楽と文化という意味での都会。東京にはない美しさが横浜にはある。それを横浜の人々がとてもよく理解している。

恵まれた場所だと、来るたびに思う。

 

すてきなクリスマスでした。

おわり。